職場でも、家庭でも。
誰かの言葉に強く心を揺らされることがあります。
特に、親や家族、上司など、近い存在からの一言は
なおさら私たちを傷つけ、心に棘を残します。
正直、私もずっと悩んでいました。
「どうして、こんなに嫌な現実ばかり引き寄せるんだろう」と。
そんなとき、偶然耳にしたのがヘルメス文書の「心の鏡」という考え方。
外側に現れる現実は、私たちの内側にある未解決の感情や信念を
映し出している――そんな原理でした。
反応してしまうのは、心のサイン
たとえば、職場の上司に厳しい言葉を浴びせられたとき。
単なる指摘に過ぎないはずなのに、過剰に落ち込む自分がいる。
それはもしかすると、
「完璧でなければ認められない」という思い込みや、
「自分は無能かもしれない」という不安を、
自分の中に抱えているサインなのかもしれない。
また、親からの言葉に深く傷つくとき。
そこには、「ありのままの自分を受け入れてほしい」
という、強く純粋な願いが潜んでいるのかもしれない。
心の鏡を見つめる4つの問いのワーク
- どんな言動に私は強く反応したのか?
- その反応の奥に、どんな感情や思考が隠れているのか?
- 相手に感じた嫌な部分、私にも似たものはないだろうか?
- そこから私は何を学べるのだろうか?
自分を振り返ることなんて、そうそうなかったのでなかなか難しいものです。
でも、焦らず、めんどくさくなっても、少しずつ向き合っていくことで、
少しづつではありますが、確かに心が軽くなるのを感じています。
親や上司を尊敬できないとき
「親は尊敬するもの」
「上司には感謝するもの」
そんな無言の圧力を感じながら、
心の中では違和感を抱えている自分がいました。
でも、今回学んだのは、
「無理に尊敬しなくていい」ということ。
感謝はしてもいい。
でも尊敬できないなら、それはそれでいい。そう、それはそれでいいんです。
無理に心をねじ曲げる必要はないんです。
親であれ上司であれ、
本当の意味では、私たち一人ひとり、別の存在だから。
離れることも、ひとつの選択肢
もし心があまりにもきついなら、
「距離を取る」という選択肢もある。
離れることは、決して裏切りではない。
むしろ、自分を守るための大切な一歩です。
そして、離れたことに罪悪感を持つ必要もない。
その罪悪感すら、自分で優しく受け止めてあげること。
これは私自身、今もまだ向き合い続けているテーマです。
英雄の旅と、自分を取り戻す道
神話学者ジョーゼフ・キャンベルが提唱した
**「英雄の旅」**というモデルを知りました。
そこには、
「親や共同体から離れ、旅立ち、試練を超えて、
新たな自分を見つける」
というパターンが描かれている。
親子のパターンも、まさにそれに似ているのかもしれない。
親を乗り越えるというより、
親という象徴を超えて、ありのままの自分を解き放つ旅。
だから今、私も少しずつ、
「過去に囚われない自分」へと歩き始めています。
さいごに
過去の人たちを許すことがゴールではありません。
許せないと思っている自分を、まず許してあげること。
幸せな自分に集中すると、
過去の見え方も、少しずつ変わっていくかもしれません。
私も道半ばではありますが、焦らず、時には立ち止まりながら、
じっくり進んでいこうと思います。
🌿 心の鏡を磨く時間に香らせたいアロマ
心の奥に溜まった緊張や罪悪感を、
そっとほぐしてくれるアロマオイルをおすすめします。
あなたが自分に優しくなれる時間に、そっと寄り添う香りたちです。
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