どんなに退屈でも…焼き付けたい季節、夏。~眩しさと裏腹のひとり時間に寄り添う音と香り~

プレイリスト集「ご褒美は余韻」

真っ青な空に真っ白な雲、響く蝉の声、波の音。                                     世界がキラキラと輝いて見える―夏はそういう季節。

だけど、どこにも出かけず、誰とも会わず、ただ一人。                                    蝉の声がダイレクトに響く静かな部屋でぼんやり。

やることがない、誘われもしない。取り残された心持ち。                                   SNSの向こうではみんな楽しそうに過ごしているみたい。                                          退屈さと寂しさ、だけど億劫さが心に波紋のように広がっていく。                               視点は真っ青な空に真っ白な雲。

1. Paint the Silence / South

夏のワクワクを彷彿させる青空を切り裂くような                                        シャープな疾走感とベースラインの高揚感。                                         例えば視線の先に海が見え始めた時の喜び。


2. Clear Skies Above the Coastline Cathedral / Manual

海辺の蜃気楼のように現れては消える、シューゲイザーの名曲。
ギターやシンセの浮遊感と轟音。時を忘れるほどの多幸感。                                    海の中から見た波に揺らめく眩い空の記憶。


3. In the Air – Remastered 2022 / L’Arc-en-Ciel

部屋に閉じこもったままでも、青く深い空へと落としてくれるような心持ち。                              90年代ラルクらしい耽美な世界観。


4. 世界で一番わがままな願い feat. OZworld / サバプロック・ツクヨミ heat MOON heart

常夏の音色のリフレイン。太陽に焼ける砂浜に佇む感覚。                                      世界中誰一人残さず幸せになることで最後に(部屋に籠った)                                   僕の気持ちが幸せになりますように。


5. Naked / Goo Goo Dolls

大きな入道雲、汗と埃にまみれたシャツ、まだ熱の残る空気。                        90sオルタナのざらついたギターの音色が、不器用なひとりの夏でも                              ありのままを肯定してくれた気がした。

※選曲はあくまで選者の独断と偏見によるもの。曲名や歌詞が必ずしもプレイリストのテーマと一致するわけではありませんが、曲調や雰囲気がどこか皆様の心に響くことを願っています。※可能であればアプリの自動再生機能はOFFでご視聴頂けますとより静かに余韻を感じられると思います。

🌿動かない夏の日に寄り添う「静かな逃避行」

ライム(心に光を差す)…3滴
ペパーミント(清涼感と目覚め)…2滴
サイプレス(気持ちの流れを整える)…2滴
フランキンセンス(深い呼吸と静けさ)…1滴

🌿おすすめの使い方:

ディフューザーやアロマストーンに数滴たらし、ぼんやりと音楽に身を委ねながら過ごす時間は、ただの「退屈」ではなく、深い癒しと気づきの時間。遠くに波の音を感じるような、涼やかな香りが部屋に満ちていきます。

🎐退屈とは考えるための余白

退屈を避けずに味わってみること。哲学者パスカルも「人間の全ての不幸は部屋で1人静かに座っていられないことに起因する」と語りました。本当の自分を知る扉。この夏、そんな静かな勇気を音と香りで支えてみてはいかがでしょうか。                                                また灯火のもとで。                                                                 

コメント

タイトルとURLをコピーしました