――サレンダーという智慧の正体
私たちは日々、「なんとかしよう」「どうにかしなければ」と、無意識のうちに自分や周囲を“管理”しながら生きています。
でも、本当の意味で人生が流れ出すのは──その手綱をふっと手放したときなのかもしれません。
「サレンダー=明け渡し」という、力強くも静かな智慧です。
🌊「手放すこと」は「諦めること」ではない
サレンダーと聞くと、どこか「負け」や「降伏」を連想し、抵抗感を感じる方もいるかもしれません。
でも本来のサレンダーとは、「もうどうでもいい」とか放棄することではありません。
それはむしろ、自我(エゴ)という小さな視点を超えて、より大きな流れに身を委ねること。
努力もコントロールも否定せず、でも「結果までは自分で握らない」という境地です。
自分ではどうにもならないことに対して、「それでも大丈夫」と信頼できる力。
それが、サレンダー。
🌀エゴは「問題を探す名人」
「問題は、自分の頭の中で勝手に起きている“自作自演”」
私たちは、ある出来事を“問題”と見なすことで、自分の存在を強く感じようとします。
逆に言えば、それがないと“自分”が薄れてしまうから。
でもその“自分”とは、あくまでエゴが作り上げた「主語」であり、
本来の私たちはもっと広く、もっと静かで、もっと自由な存在のはずです。
🌿現実は、自分の中にあった
「自分の中に世界がある」“自分vs世界”という分離の視点ではなく、“自分=世界”という統合の視点。
そのとき、実は何も起きていなかったのだと、私たちは気づくのです。
すべては、自分が意味づけしていただけだったと。
☁️「諦める」のではなく、「ゆだねる」
人生を完全にコントロールしようとすることは、
絶え間ない不安と緊張を生むものです。
でも、目の前の現象に「抗わない」という選択ができたとき、
そこには不思議なほどの軽さと自由が現れます。
「全部手放したら、全部うまくいく」
――それが、サレンダー。
手放すために香りのチカラを借りてみる
そんな”サレンダー(委ねる・手放す)”を後押ししてくれる香りが、実はあります。
🌿おすすめアロマオイル:フランキンセンス+マンダリン+ラベンダー
- フランキンセンス … 深い呼吸を促し、心のざわつきを鎮めてくれる「手放しの香り」
- マンダリン … 子どものような素直さと無邪気さを思い出させてくれる「安心の香り」
- ラベンダー … 緊張や不安を和らげる定番。「今ここ」に戻ってこられる香り
この3つを1:2:1くらいの割合でブレンドして、ディフューザーやアロマストーンで楽しんでみてください。
「あれもこれも手放せない…!」そんなとき、肩の力がふっと抜けるような、静かな変化が訪れるはずです。
🕯️今日の灯火
「こうあるべき」という思い込みを、少しだけ横に置いてみる。
「ちゃんとしなきゃ」を「まぁ、いいか」に変えてみる。
それだけで、ふと心が楽になる瞬間があります。
サレンダーは、「あきらめ」ではなく、「信頼」。
世界は、自分の外にあるんじゃなくて、自分の内側にある。
だからこそ、「もういいや」と手放してみたとき、逆にスルスルと思い通りになっていく。
不思議だけど、そんなことって本当にあるんですね。
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